ノロウイルスの潜伏期間は

ノロウイルスの潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間です。

以前はノロウイルスといえば、忘年会シーズンの食中毒(牡蠣など)の主役でしたが、現在は、子どもが罹患する感染症として取り上げられることがほとんどです。

感染症としてのノロウイルスの感染経路は、主に接触感染です。予防には、次亜塩素酸ナトリウムによる環境の消毒、液体石鹸による手洗いが重要です。

しかし、集団生活をする園においては、吐物そのものによる飛沫感染も発生します。吐瀉した場合において、吐物は落下地点から半径3mの範囲、床からは最大160cmの高さまで飛ぶといわれており、また、一瞬のことですので、これを防ぐことはかなり難しいのが現状です。

主症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱です。

通常、これら症状が1~2日続いた後、治癒します。

後遺症もありません。

感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。

http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html